2010年04月17日

<消費税増税>民主党側拒否 「責任ある公約」遠く(毎日新聞)

 菅、仙谷両氏らの発言で政府サイドでは消費税増税論議が活発化しているが、参院選を控える民主党側は徹底拒否の構えだ。選挙優先で懸案を先送りする姿勢は自公政権時代と変わらない。政権与党として初めて策定する政権公約(マニフェスト)は、「責任ある国民への約束」というあるべき姿からかけ離れたものになる可能性が高まっている。

 仙谷氏は元々財政規律派とみられてきた。菅氏も野党時代の09年2月の衆院予算委では「税金のムダづかいを放置して消費税引き上げの議論に入ること自体、大間違い」と主張し、財政再建論者の与謝野馨元財務相らを批判していたものの、政権獲得後半年余りで増税論議に踏み込んだ。

 事業仕分けなどによる10年度予算の削減額は、概算要求段階も含めて2・3兆円。菅氏も実際に政権について「ムダ根絶」だけでは財源確保は難しいと認識したようだ。

 ところが、党側の空気はまるで異なる。

 小沢一郎幹事長は12日、消費税論議を封印した09年衆院選マニフェストの基本は見直さないと表明した。党側でマニフェスト策定の実務を統括する高嶋良充参院幹事長も「ムダ排除などに手を付けないで今、消費税論議をするのは国民に対する裏切り」と歩調を合わせた。菅氏周辺は「困ったことに小沢氏はかなり明確に発言した」と小沢氏の発言の影響力を懸念し、「財政の帳尻があわなくなる」と危惧(きぐ)する。

 小沢氏と距離を置く民主党の渡部恒三元衆院副議長は14日、東京都内での講演で「政治家は選挙で得するかどうかで政策を作ってはいけない。財政が成り立たなくなった時は消費税を上げるとはっきり掲げないと安心の政治はない」と訴えた。【大貫智子】

【関連ニュース】
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2010年04月14日

「拉致、ここまで問題とは」黄元書記が帰国(読売新聞)

 北朝鮮から韓国に亡命し、来日していた黄長(ファンジャン)ヨプ元朝鮮労働党書記が8日、成田空港から韓国に帰国した。(ヨプは火ヘンに「華」)

 黄氏は今月4日、1997年の亡命後に初めて来日。中井拉致問題担当相や拉致被害者家族会と面会し、意見交換を行ったが、拉致問題については新情報はもたらさなかった。政府関係者によると、黄氏は拉致問題について韓国世論との温度差に触れ、「日本でここまで大きな問題になっているとは想像していなかった」と話したという。

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2010年04月09日

民主党の小沢幹事長にまつわる忖度政治の代償(産経新聞)

 【松本浩史の政界走り書き】

 すったもんだのあげく、元の鞘におさまった民主党の生方幸夫副幹事長をめぐる解任騒動には、開いた口がふさがらなかった。小沢一郎幹事長の気持ちを推し量った高島良充筆頭副幹事長の勇み足のようだが、この迷走劇は「忖度(そんたく)政治」と揶揄(やゆ)され、小沢氏と周辺議員とのいびつな関係をあらわにした。

  [フォト]小沢一極体制を問題視する民主党の生方幸夫副幹事長

 忖度政治はもはや、小沢氏の代名詞のようになっており、今の民主政権や党運営を象徴するキーワードにもなっている。だが、そうした政治の結末は、小沢氏が足跡を思い起こせば、容易に察しがつくのではないか。いつでも忖度政治なる異空間に身を置いてきたのだから。

 自民党額賀派で、かつての小沢氏を知る関係者はこんな見立てをしている。

 「ほどなく側近同士のケンカが始まる。そのときに小沢氏が重用した政治家はますます増長し、切られた者は『反小沢』の急先鋒(せんぽう)になる。小沢氏が自民党を離党してから、周辺では、そうしたことが繰り返され、最終的に小沢氏の率いる勢力も小さくなり、存在感がなくなる」

 小沢氏は平成5年に自民党を離党し、新生党を結成。行動をともにした政治家は、衆参両院で約40人にのぼる。だが、その後大半が小沢氏から離れ、自民党への復党や新党の結成に走り、たもとを分かった。

 そのころ、新生党への参加議員で「小沢氏側近」を自任していたある国会議員2人の会合をセットした民主党関係者は、ホテルの一室で繰り広げられた大げんかを目の当たりにした。2人は蜜月関係で小沢氏を支えていた間柄。だが、しまいには「なぜこいつをつれてきたのか」と双方から詰め寄られ、往生したという。

 個別に会っても、相手方をののしり、「自分こそが小沢氏の信頼を得ている」と声高に話したのにも、辟易(へきえき)したそうだ。もっとも、ときを前後して、2人とも小沢氏と距離を置くようになり、対立する立場に転じている。

 民主党の小沢グループは100人以上おり、党内で最大の勢力を誇る。若手議員ばかりで、良くも悪くも「上意下達の体育会系」(若手)的な結束力を誇っており、政治家同士がいがみ合うこともない。政治経験が浅いから、今や政界随一の実力者となった小沢氏に進言するような政治家は、いようはずがない。かくて「お山の大将」になった小沢氏の意向を忖度するしかない環境が醸成されているわけだ。

 とはいえ、そうこうしているうちに、若手議員の中で「忖度合戦」が激しくなってぎくしゃくしたり、浮世離れした空間に嫌気がさし、グループから飛び出す政治家が出てこないとはかぎらない。そうなれば、小沢氏やその周辺は「いつか見た光景」を再び世論にさらけ出すことになる。

 もっとも、組織の人間関係にあって、忖度することはすべてが悪ではない。サラリーマンでもOLでも、周囲に気配りできない人物は、敬遠されがちだ。そうした配慮が組織に活力を生み出し、業績アップに結びつけば、願ったりかなったりだろう。

 民主党では、小沢氏への忖度ばかりに多くの政治家が気をもむ結果、国政選挙の結果を左右するとまでいわれる世論への忖度を忘れ、支持が急落する「負のスパイラル」に迷い込んでいる。

 例えば、「政治とカネ」の問題について、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が3月に実施した合同世論調査では、89・5%が小沢氏に国会での説明を求めており、幹事長を辞任すべきだとの回答も74・3%に達した。

 世論ばかりに目を向けた政治を実現するよう求めているのではない。内政でも外交でも、そうと信じて遂行する政策ならば、政権や党の消長をかけて取り組み、その覚悟や実績が後世に評価されることもある。

 だが、「政治とカネ」の問題は、ひとえにその政治家自身の体質から出ており、国家の命運を左右するテーマではない。ましてや世論の離反を招いている情けない状況を打破するには、内向きのつばぜり合いにあくせくしていていいはずがない。このままだと夏の参院選で民主党が単独で過半数を獲得するのは「夢のまた夢」となるだろう。

 過日、小沢グループのある若手に、閉塞(へいそく)状況を打破する腹構えがあるのか、さぐりをいれてみた。

 「それはわかっているんだけどね。でも、小沢氏にはもちろん、グループの中で、『小沢氏の幹事長辞任やむなし』なんて言えるわけがない」

 小沢氏には、幹事長職を退く意思がないと忖度し、言いたくても黙っている方が得策だ−。深い霧に包まれて、陽がささない樹木の陰でジッとしている小動物ような頼りなさを感じた。

 小沢氏は平成18年4月に民主党第6代代表に選出された際、両院議員総会で、「まず、私自身が変わらなければなりません」とあいさつし、それまでついてまわった「側近政治」「強権政治」などのイメージ払拭(ふつしよく)をアピールした。それから約4年たった今、若手議員に囲まれて、どこか先祖返りをした感を受ける。

 あまり知られていないが、小沢氏は平成4年、新生党の母体となった改革フォーラム21を立ち上げた際、羽田孜元首相らと座右の銘をしたためた湯飲みをつくった。

 「無心帰大道」

 小沢氏の湯飲みにはこうある。忖度される環境に安住し、心を無にして耳の痛い聞くべき話を聞かなければ、小沢氏は「大道」を見失いかねない。

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posted by カンダ マサユキ at 00:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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